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COLUMN

いい会社づくり通信

現場レポート コロナ禍の現実に立ち向かう人の声

2021.06.15岡村 衡一郎

私たちスコラ・コンサルトでは、コロナ禍の現実に立ち向かう人の声を集めて、小冊子にまとめています。
今回から数回に分けて、一部の声を紹介していきます。
前提が変われば取り組み方も変わる。
現実に立ち向かっていく際のヒントとなれば幸いです。
なお、小冊子ご希望の方は、下記メールアドレスにご連絡ください。
→ okamura-kouichiro@scholar.co.jp

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06「みんなで情報を集めて、みんなで届けよう」 卸売業・経営者
この時期にお客さまが何に取り組んでいるのか。
お客さまの状況を聞いて、取り組みのポイントをまとめて、ほかのお客さまの気づきになるように情報を広げていく。
情報の連鎖で新しい取り組みが広がるようなサポートができれば業界の活性化につながる。
私たちは、お客さまとの接点が多くあるから、生きた情報の橋渡しができる。
みんなで集めて、みんなで届けよう。
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A社では定期訪問が、行ないづらい状況の中で、お客さまが取り組んでいる好事例をまとめて、お客さまに還元しているお取引先の情報を、特定業種の生きた情報を持っている自分たちだから、今できることを考え抜いた結果です。
お客さまが初めて直面する状況へのトライを応援する役割を担っているのです。

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10「この地域の危機に対して何ができるか」 小売業 Kさん
コロナで街がゴーストタウンみたいになっています。
リアル店舗がどこも閑古鳥です。
ここ数年積み上げてきたものが一気にふっとんだ感じで落ち込みました。
「お客さんがお店に何をしてくれるか」じゃなく、「僕らお店がこの地域の危機に対して何ができるか」を考えたら、結構できることがありました。
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小売業のKさんは、発想の転換で、落ち込みがちな自分を鼓舞していったそうです。
先日、ある旅館の支配人が、自分たちの目の前にあるほかの宿泊施設(若者向け簡易宿泊施設)の新たな利用方法を考えて取り組みを始めました。
自分たちだけのことではなく、地域全体を盛り上げていく、この視点に立っている支配人からも、どんどん現状突破のアイデアが生まれます。

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13「一番に頼られる存在に向けた動きを二人と加速していきます」 製造業 経営者
苦境は人を頼もしくしてくれる、と二人を見て感じます。
営業が思うようにできない中、現場の半分が止まっている中、できることはあると考えて動いている姿勢に感動しました。
昔から言ってきた、一番に声がかかる存在になる。
6カ月先に、お客さまに最適で、頼られる存在に向けた動きを二人と加速し始めました。
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〇〇ができないという制約は、知恵を生み出す源泉に、見方を変えれば変わっていきます。
とある製造業の経営者の方は、行きにくいから今だからこそ、声をかけられる存在になっていくための取り組みを戦略的組織的に実践に移しています。

 三人ともに、自分たちの存在意義を見直して、相手にとってのオンリー「ナンバーワン」の存在になるべく、行動を始めています。
自分たちの強みを、少しだけ抽象度を上げて考えていければ、新たな一手が見えてくるものです。

【HOTERES「サービス・イノベーション 48手-Part2 184」2020.7.17】